映画「ツナグ」
辻村深月の同名の原作の映画化
「ツナグ」を見てきました。
http://tsunagu-movie.net/
レディースデーと重なったため?女性ばかりでした。
もともと女性に人気のなる映画なのでしょうか?
歩美(松坂桃李)は幼いころに両親を亡くした高校生
祖母のアイ子(樹木希林)と一緒に暮らしている。
アイ子はツナグとして、依頼者と死者を合わせることが出来た。
そのツナグの役割を歩美に引き継いでもらおうとする。
「伝えられなかった母への後悔」
町工場を経営する畠田(遠藤憲一)は、母に会いたいと・・。
母ツル(八千草薫)も以前ツナグにお世話になっていた。
本当の病名を母に告げられずにいた息子が母への懺悔
母はやさしく息子のやさしさを認める。
「信じ続けた婚約者への愛」
会社員土谷(佐藤隆太)は恋人キラリ(桐谷美玲)が忘れられない。
7年間ただひたすらに帰りを待っている。
病院でアイ子から誰か会いたい人がいるのではと言われ
ツナグの連絡先を告げられる・・・・。
「裏切られた親友への殺意」
嵐(橋本愛)と御園(大野いと)は演劇部の親友
嵐は歩美とクラスメイト。
劇の主役をめぐって親友の間に亀裂が・・・
御園は交通事故に遭い、死んでしまう。
御園が言っていたツナグの存在を嵐は頼ることに
そこで歩美=ツナグを知る。
死んだ人と会って、言いたいこと、確認したいことなど
これは現世の人間からのわがままですが、
死んだ人も、現世の人に言いたいことあるでしょうね。
今回は現世からの一方的な話。
死んだ人は普段から身の回りにいたりして・・・。これは怖い。
歩美の父親を別所哲也、母親を本上まなみ
御園の母親を浅田美代子、アイ子の兄(叔父)を仲代達矢
が演じている。
2012年10月6日公開の映画です。
原作を先に読みましたが、かなり原作に近い映像です。
読まれた方はぜひ見て下さい。
病院の中庭とサービスのお茶は出てきませんが・・・。
あなたがもう一度会いたい人は誰ですか?
と聞かれたら・・・何と答えるでしょうね。
仲代達也の言葉に
「目で見えているものだけが真実ではない。
大切なことは心で見るんだ」
というようなセリフがあり、考えさせられますね。
どのように考えるかは、お任せします。
主題歌はJUJUの「ありがとう」
http://www.jujunyc.net
7年間あたため、ファンからは幻の名曲と言われているようです。
7年間はこの映画の中でもひとつのキーワードになっています。
不思議な出会いを感じます。
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コメント
もう一度会いたい人・・・。
それは義父です。
私の「おにぎり」と「季節を感じさせてくれる晩御飯だ」と
いつも誉めてくれていた義父。
もう一度逢って「あなたの次男坊さんはどの様に
扱えば?付き合えばいいんですか?」と
愚痴を聞いてもらいたいです。
ツナグ・・映画の通り現世からの一方的なコメントです。
投稿: 一人静 | 2012.10.31 00:38
一人静さん、早々のコメントありがとうございます。
会いたい方がいらしゃるんですね。
私はまだこの人という人が見つかりません。
悔いの残る別れ方(死に別れ)を経験していないような気がします。
これからもそういうことがない様に暮らして行きたいと思います。
投稿: fujisan | 2012.10.31 00:42
先に行く人に心残りを与えないように
これまで接している人、これから接するであろう人と
心のあるお付き合いをしようと思います。
素敵なブログをありがとうございます。
投稿: 一人静 | 2012.10.31 00:58
そうですよね。
今いる自分が精一杯接することで
心残りのない人生をみんなに生きてもらいたいですね。
投稿: fujisan | 2012.10.31 01:01